森の中で思わず深呼吸をしたくなる・・・このような経験は多くの方がお持ちでしょう。

根を下ろした場所から動くことができない樹木は、忌避効果や殺菌力がある香り成分を身につけることで虫や病気から身を守り、香りを放って他の樹木に病虫害の発生を知らせて準備を促し、さらには害虫の天敵までも呼び寄せるそうです。

まるで樹木たちが意思を持って発しているかのような香りのメッセージで森の中は満ち溢れています。

先人たちは、この香りに心身を健康に保つ効果があることを知っていて、宗教やアロマセラピーなどで広く活用されてきました。

森の中で思わず深呼吸したくなる・・・というのは樹木が放つ森の香りを感じて心身を正常に戻すための反射行動なのかもしれません。

きっと私たちの体には、遠い昔に森の中で豊かに暮らしていた記憶が残っているのです。

森を離れ、人工的なものに囲まれて生活する私たちにとって、樹木の香りは心身の豊かさと健康を保つために大切な森の恵みです。

この恵みを私たちは緑の機能性と呼び、その可能性を追い求めるために一般社団法人 緑の機能性研究所を設立しました。

樹木を育てる植木生産者だからこそ伝えられる緑の機能性を皆様の暮らしにお届けします。